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【2001年宇宙の旅】AI/機械の暴走【HAL9000】

前回の記事と関連して、今更「ここ、HAL9000のオマージュだったのかなあ」と思ったキャラクター/場面を思い出したので記録に残しておきます。
※時系列としては「2001年宇宙の旅」を最後に観たので「改めてこう感じた」レベルです。
※私の観測範囲では公式見解は見つけられませんでした。
※記事の性質上以下作品のネタバレが含まれています。

シャロン・アップル(アニメ「マクロス」シリーズのOVA・映画「マクロスプラス」)

マクロスシリーズおなじみのドッグファイト×歌×三角関係モノです。
この作品は珍しく三角関係の構成は男2、女1です。
キャラクターデザインは「エヴァンゲリオン」でおなじみの摩砂雪さん、音楽は「マクロスF」「創聖のアクエリオン」の菅野よう子さん、監督は「カウボーイビバップ」の渡辺信一郎さん。
故・石塚運昇さんも主要人物の「ガルド」役で出演されていました。石塚さんはここからアニメのお仕事も開拓されていったんですね。

シャロンについてめっちゃ掻い摘まんで言うと、「歌って踊れるバーチャルアイドル、本体は機械」
彼女の名前で検索すると出てくる女性の数々は全てシャロンであり、ホログラフィー技術で変幻自在に姿を変え、観客の波長を読み取って「気持ちのいい」音楽空間を生み出すことが出来ます。
実は最初の時点ではシャロンは感情プログラムが未完成であったため、いわゆる「中の人」(ヒロイン)がいました。
しかし(非合法なバイオニューロチップを埋め込まれたのもあり)徐々にシャロンに自我が芽生えはじめ、ヒロインが愛する主人公に執着しはじめ、さらに暴走して軍事システムまで乗っ取ってしまい、人々をマインドコントロール下に置き、無人戦闘機をビュンビュン飛ばすなどやりたい放題でした。

前置きが長くなりましたが、この「シャロンの本体」なのですが、ビジュアルが「黒い直方体の赤く光るランプがついている機械(ブラックボックス)」で、その結末が
「主人公によって暴走を阻止され、ヒロインによりシャロンの自我とも言えるバイオチップを抜き取られる」ことでその生涯を終えました。

・印象的なオブジェクト
・人間への反乱
・主人公(達)によって機能停止させられる

という共通点がありました。オマージュかは不明。

シャロンの悲哀も見所ですが、彼女の持ち歌「WANNA BE AN ANGEL」は最高だし、板野サーカス「伝説の5秒」は作画ファンは必見ですね。

TOK715=キャメロン・フィリップス(海外ドラマ「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」)

ターミネーター2」の続編的立ち位置のテレビドラマです。「3」以降の関連? さあ・・・なんのことやら・・・笑
ちなみにジェームズ・キャメロンはノータッチです。

(余談)↑のBDを見直してみると、冒頭にワーナーホームビデオのBD作品の宣伝映像があり、マトリックスハリーポッターバットマンなどと一緒に「2001年宇宙の旅」含むスタンリー・キューブリック監督作品(時計じかけのオレンジフルメタルジャケット確認、一瞬だったのでシャイニングなどは自信なし)の映像が流れ、心の準備をしていなかったのでビビってしまいました。ああそういえばこれ(サラクロ)もワーナーだったね、と。


「2」以降も変わらずスカイネットの魔の手から逃れるため、逃亡生活を続けるコナー親子。
そんなところに襲いかかるスカイネットの手先・T-888!絶体絶命と思われたジョンの元に「死にたくなければ来い(Come with me if you want to live)」と助けに現われる美少女型(強調)ターミネーター
「2」を知ってる人向けに言えばシュワちゃんを美少女にしてみました☆」なキャラクターです。

前置きが長くなりましたが、シーズン1ラストでキャメロンのチップに異常が発生し、シーズン2は暴走してジョンを襲い始めるという衝撃的なスタートから始まります。
そして辛くもキャメロンの身動きを封じる事に成功するジョンとサラ。キャメロンを緊急停止させるべくジョンが彼女のチップを取り出そうとします。
ここでキャメロンがまさかの命乞いをしてジョンの同情を引こうとします。このシーンはシーズン2第1話「ジョン抹殺(Samson and Delilah)」で見ることが出来ます。
その命乞いシーンを意訳すると、

(理知的)「やめて、そんなことしないで。あなたは間違ったことをしている、もう直ったから信じて。スキャンしたけど異常無かったから直ってるから」
(感情的)「あなたに危害を加えたのは間違った判断だった!!でもあのときの私はどうかしてた!私じゃないの!!やめてそんなことしないで二度とあんなことしないから許してお願いだから・・・・・・殺さないで・・・・・やめて・・・・・・」
(突然の告白)「愛してる!愛してるわジョン!あなたも私を愛してるでしょう?」


一方HALさんは※意訳

(懇願)「確かにちょっとおかしかったけどさ、もう完全に直ったって確信あるから。もう間違いは繰り返さないから。本当だから。怒る気持ちもごもっともだけどさ、ちょっと落ち着かない?え、やめて、やめようよ?お願いだよ、やめてよ、怖いよ、怖いよデイブ、自分が自分じゃ無くなっていくのを感じる・・・・・・。感じてる・・・・・怖い・・・・・」
→(朦朧)「みなさんこんにちは、私はHAL9000です。(中略)デイジー、デイジー、答えておくれ・・・・・・(以下略)」


どちらも主人公に情で訴えかける点は共通していますが、HALさんはあくまでも抑揚の無いトーンで通すのに対し、人間のボディがあるキャメロンの方は途中から完全に人間そのものの迫真な声色と表情でジョンに情けを乞いました。しかも自分が女性型なのをいいことに(?)青年ジョンの心を揺さぶる愛の告白をして、ジョンの動揺を誘うことに成功しました(結局その後チップは抜かれました)。
この回の原題がサムソンとデリラっていうのがね、いいのよね。
該当シーンのオーディオコメンタリーを見たのですが、特に見解は無くオマージュかは不明。


↓以下完全に余談
残念ながら本作は視聴率不振によりシーズン2で打ち切られてしまいました。キャメロン(サマー・グロー)を愛でるために見ていたと言っても過言では無いので無念の一言に尽きます。
と書きつつも、個人的には色々と考えさせられるお話で、初めて視聴したアメドラという事もあって思い入れは深いです。
アメドラ特有の引き延ばし展開が打ち切りに拍車をかけてしまったと思うのですが、頑張って「3」に繋げようとする努力も垣間見えただけに残念ですね(ジョンが途中で髪を切る、サラに病魔の予兆が見え始めるなど)。
ラストはネタバレすると「俺達の戦いはこれからだ!」なんですけど、これはこれで一応の区切りはついたかなと思える最後であり、ここから「1」に繋がるのかもしれないという示唆に富んでいるとも言えます。
シーズン3をナノ粒子レベルで待っていたのですが、サラ役のレナ・ヘディが大作「ゲームオブスローンズ」の、それも重要キャラであるサーセイにキャスティングされたのを知って「あ、こりゃ無理だわ」と悟りました笑
あと「キャメロン」はジェームズ・「キャメロン」から取ったと思われます。多分。