らんぽの小屋

オフゲーとフィギュアいじったりが好き。あと最近はスレイヤーズ(神坂一作品)の記事が多いよ

MENU

トラブルシューター シェリフスターズMS 感想・レビュー【ネタバレ】

トラブルシューター シェリフスターズMS 感想・レビュー【ネタバレ】


【合本版】トラブルシューター シェリフスターズ 全9巻 (角川スニーカー文庫)

先日スレイヤーズつながりで神坂一先生の「日帰りクエスト」を読了し、もういっちょ神坂作品を開拓していくかと思ったところに目についたのがこの「トラブルシューター シェリフスターズMS」です。

上の合本版では合計9巻ですが実はMSとSSが合本しており、ざっくり言えば本編の「MS」、MSに出てくるとあるコンビが主人公のスピンオフが「SS」で、スレイヤーズでいうところの長編と「すぺしゃる」の関係に近いです。

ツイッターで教えていただいたのですが、ニ間は別々のようでいて実は密接に関わっており、MSとSSを両方読むことで本編も補完されていくという、スレイヤーズの「すぺしゃる」とはまた違った形態らしいですので、ちょうど今合本版が8/5まで50%セールになっておりますので(MSのみ購入するより安いです(´;ω;`) ブワッ)、MSとSSの両方をお手に取ってみてはいかがでしょうか。

とりあえず私は「SS」は未購入で本編の「MS」全5巻のみを購入しました。

あらすじ

時は大宇宙時代(爆)、急速な宇宙への進出に治安はお世辞にも追い付いていない世界。
そこで各民間会社は事件処理業者(トラブル・シューター)の会社を設立し、トイレットペーパーから宇宙戦艦を扱う複合巨大企業・クロフト社もその例に漏れなかった。
シェリフスターズ・カンパニー。
それがクロフトの保有する最近設立したばかりのトラブル・シューターの会社。現在絶賛無料サービスキャンペーン中だ。
その会社に他と少し違うところがあるとすれば―――それは彼らの従業員が普通の人間ではなく、クロフトの技術を結集させた生体兵器(バイオ・ウェポン)である、ということだった。
そんなシェリフスターズに所属しているサミィとその相棒イーザーは彼らの宇宙船MS(モーニング・スター)を駆り、今日もどこかで華麗に事件解決(トラブルシュート)を決めるのだった―――。

感想

全5巻だったので3日ほどで読了。
宇宙が舞台、宇宙船も保有、厄介ごとの請負人、と三拍子そろっているためか富士見ファンタジア文庫で出た「ロスト・ユニバース」を思い出します。

【合本版】ロスト・ユニバース 全5巻 (富士見ファンタジア文庫)

奇しくもどちらも(本編は)5巻で完結しました。

挿絵担当は光吉賢司さん。現在は「蒼き鋼のアルペジオで作画担当・・・ということでいいんでしょうか汗

Ark Performance - Wikipedia
アルペジオ、原作もアニメも未読未試聴ですが、アニメ化したから絵柄は分かるつもりなんですけどあまり本作の光吉さんのイラストとはあまりダブりませんね(;´・ω・)

MS(モーニング・スター)サミィとイーザー

きたー!神坂一先生の感情豊かな少女と長髪美形の青年の組み合わせです(´艸`*)
しかもどっちも鬼強なのでスペース版ガウリナと言ってもいいのでは?
サミィも、ホテルでイーザーと同室なことに動揺したり、なんだかんだ相棒のイーザーのことを意識しているようです。
しかしガウリナと違うのはイーザーが情緒に乏しすぎて(まあ実年齢何歳なんだろと思えばしょうがないかもしれないけど)ギャグギャグした掛け合いが貴重なことですかね(^^;
言っちゃえばイーザーはテレビ版綾波レイの男版みたいなイメージです。あっちもクローン(科学で作られたヒト)だからか外見年齢に反して情緒が未発達なところがあるかなあ。
異性への感情の発達もまだまだなんだろうなあと思います。
それとサミィの「自分はこのまま生体兵器としてクロフトに飼われていいのか?自分たちは人間とは異なる生き物なのか?戦闘記録(サンプル)を取り終えたら自分たちは用済みで処分されるのではないか?」と自分の出自ゆえに思い悩むことも多かったので、なかなかイーザーとそういう雰囲気になりづらかったのもありましたかね。
そういう意味で、ガウリナに萌えー!した人は本作を読むと肩透かしするかもしれません。
4巻のカラーイラストはイラスト担当の光吉さんありがとうございますの一言に尽きます。
本編にない二人のMSでのやりとり、ミニイラスト何種類か書いてくださってあまりにかわいらしすぎました(´艸`*)

本編でも語られますが、二人の名前は「either some(誰か)」が由来だそうです。
因みに苗字は「マリオン」で「marionette(操り人形)」から来ています。ちなみにSSのメニィも同姓です。
なんとなくネーミングの適当さはスレイヤーズ覇王グラウシェラーを思い出してしまいました笑。多分生体兵器の制作者(名付け親)も同じような気持ちでいたんでしょうかね笑。「道具なんだから名前なんてテキトーでいーじゃん!」みたいな笑

SS(シューティング・スター)レティとメニィ

最終的にクロフトからの独立を目指すようになるMS&SSのメンバー。SSのメンバーが結構MSにも出張ってきます(笑)
良く調べるとSSはドラマCDまで出てるようですねえ。MS(本編)にも登場するし、ちょっとメディアの露出量違いすぎじゃないでしょうか!?笑

トラブルシューター シェリフスターズSS 第3章「エスコートV・I・P」


トラブルシューター シェリフスターズSS 第2章


トラブルシューター シェリフスターズSS第1章「法無き大地に」

正直言えば、MSメンバーはMSで、SSメンバーはSSで、と分けてたらなあと思います。
言ってみればナーガが長編にもほぼ出ずっぱりみたいな

この作品の着地点が「クロフトからの独立」なので、同じ生体兵器であるメニィをハブるわけにはいかない最終巻は分かるのですが、結局2巻、4巻、5巻とMSの5巻中3巻がSSメンバーと共同だったのでもうこれ初めから(宇宙船は別だけど)作戦行動上は4人グループの話のが良かったんじゃ・・・と思いました汗。
サミィとイーザーのコンビで解決していくのが1巻、3巻のみはちょっと寂しいかなあと思ったので(´・ω・`)

ちなみにレティ(レティシア)は一人だけ人間、しかもクラフトの社長令嬢です。
最終的に彼女もクロフト社と決別してMSメンバーとメニィの4人でトラブルシューターを続けることになり、彼女がそのお頭ポジションについたみたいです。
(MS最終巻巻末の光吉さんの書き下ろし4コマ漫画より。心労がたたりすぎて金髪メッシュ部分が白髪になってしまったらしい笑 本人の「白黒だからわからないだろうけど・・・!」のメタネタは笑いました笑)

メニィは由来はMSで明かされなかった気がするけど多分manyなんだろうね。
痛覚を除去されているので痛みが分らず天真爛漫になってしまった、と言う設定がありましたがそれ知った瞬間「そういうキャラが一番怖いよーな・・・(;゚Д゚)」と思わずにはいられませんでした。
分の痛みが分らなければ他人の痛みもわからない、と言いますか、別作品ですが奈須きのこ先生の「空の境界」の浅上藤乃(痛覚が生まれつきなく、作中でとある事件に巻き込まれ・・・)を思い出してしまってダイジョウブカナー(;・∀・)と危惧していました。


劇場版「空の境界」第三章 痛覚残留

ですが最終巻でレティが実父のランドルフを殴り、追撃しようとしたところに制止に入り「殴っているとき痛そうな顔をしてた」と明かしたあたり、他人の痛みは理解できているようでした。

あと言っていいかな?
なんでMS最終巻の表紙がイーザーとメニィの2ショットなのカナ??(・ω・)
カラーイラストのサミィとレティの2ショットならまだしも・・・やっぱ最終巻はMSの二人に飾ってほしかったナー

イージス

結局クロフト社は3体の中で最も優秀と判断したサンプルであるイーザーの量産型を作ることになりました。
外見は髪を切ったイーザーまんまです。
最後サミィたちの活躍により彼らも自由になったそうですが、同じ顔がぞろぞろ行動してたらこえーよwww
ネットにアンプルのレシピは流したから大丈夫とは言え、MS,SSのメンバーはイージス放置の方向なんだね笑
数体ぐらい船に拾ってけばいいのに(笑)

3人の中からイーザーが選ばれたのは妥当っちゃ妥当ですね。
純粋に強いのもありますが、サミィみたく感情豊かな個体だと余計な感情(生物兵器としては)が生まれて作戦に支障が出たりは考えられるでしょうし。
というかなぜクロフト社がサミィのように情緒も発達している個体を生み出したのだろう・・・?
まだ痛覚が除去され痛みに対する感情もないかもしれない(痛みが分らないから他人に危害を加えることをいとわない可能性がある)個体の方がサミィよりもワンチャンある気もするし。
(SS読んでないけどメニィはそういうキャラじゃないんだろうけど)

超終盤ネタバレ







最後ランドルフ(前)社長が静養していたビーチのテーブルにグラスが6つあったってことはランドルフのグラスを除いて5人、MSとSSのメンバー&あと一人が遊びに来てたのかな?
後一名はやっぱクイーンなんだろうか。そのままクロフトからの独立の縁でMS&SSチームに合流したのかな。
そうでなければティモシーくらいしかいないけど。