らんぽの小屋

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「日帰りクエスト」シリーズ読了・感想・レビュー【神坂一】【ネタバレ】


【合本版】日帰りクエスト 全4巻 (角川スニーカー文庫)

神坂一著『日帰りクエスト』読みました


どうもこんにちわ(・ω・)ノ

現在amazonKindle unlimitedが2ヶ月99円なのと、ちょっと自分の中でスレイヤーズ熱が再燃したことにより、他の神坂一先生の著作も気になり始め、ちょうどタイトルの作品が対象商品で読み放題だったため、ホイホイされてKindle unlimitedの会員になっちゃいました

〜ここまでがこれまでのあらすじ〜

〜ここからが日帰りクエストのあらすじ〜

まず、東京で寮暮らしの高校2年生・エリはこれから来る受験戦争や将来の展望で憂鬱を極めていた。
そんな時、異世界からの召喚という憂き目、彼女自身にとっては好機に遭ってしまうのだった。
現実世界の中ではまずお目にかかれない光景にはしゃぐエリであったが、彼女を呼び出した張本人・魔道士レックスは「ものの試しで当たり障りのない人間を呼んだまでだから帰す」と言い始めたのでエリはこれに反発。
デジタルウォッチを無理やりレックスに装着して「毎週日曜10時に召喚しないと爆発する」とハッタリをかました。

そうしてエリの、週に1回だけの「日帰りクエスト」が幕を開けるのだった・・・。

感想

主人公・エリを一言で言うと
『戦闘力と魔力をオミットして女子高生属性をプラスしたリナ=インバース』
って言うのが所感です笑
神坂先生にこの手の女性キャラを書かせたらお手の物ですね!

エリが呼び出さた世界は人間と竜人(ギオラム)という二つの種族が存在している。
ファインネル王国は突如竜人(ギオラム)に国を追われ、王と王妃も殺されてしまう。
なんとか王子や重臣、魔道士レックスらは逃げ延びたものの、ファインネル城も竜人(ギオラム)の手に落ちてしまった。
この状況を打開せんと異世界から助っ人を呼び出すべく(その試しとして)エリを召喚した・・・。と言うのがエリが召喚された国・ファインネル王国の事情です。

彼女をこの世界へと誘った張本人・魔道士レックスは強力な魔術を持つものの、戦闘時などここぞという時に固まって動けない気弱な性格。

絵に描いたような長髪金髪碧眼で、竜人(ギオラム)からの王国奪還を狙うファインネル王国の王子クルーガー

最初に出会ったエリとレックスがイイ関係になるのかな〜(尻に敷く女性キャラと尻に敷かれる男性キャラの組み合わせなので笑)と思いきや、その次に出会ったクルーガーとエリが第一印象最悪の出会いからの数々の苦難を乗り越えてクルーガーが・・・となったのは第一巻の冒頭を読んだ時には夢にも思いませんでした笑
大抵エリのお付き(お守り)役はレックスだしで、クルーガーよりもレックスと行動を共にする機会が多いイメージだったので。

あと4巻通して言いたいことは
ベヅァーしつけーーーーよwwwwwwwwww!!!!!

全4巻中4巻全部こいつがラスボスですw
引っ張りすぎだろ!いい加減諦めろよwwww

何度エリにしてやられても忽然と姿をなくし次の巻で復活!!が3回あったんでお前バイキ○マンかよwwいい加減にしろwwwwと言いたくてたまらなかったですね・・・。
しかとバイキ○マンみたいにハッヒフッヘホー☆彡みたいに愉快な感じじゃなく「人間(エリ)・・・許さん・・・根絶やしにしてやる・・・」と恨みつらみで湿度100%なんでw


全4巻のラノベなのでスルスルと読めてしまうのがいいですね。
神坂先生(というか、男性作者?)の書く女性主人公の淡いロマンスにすごくクリティカルヒットを覚える自分(*´ω`*)
甘々過ぎずベタベタ過ぎずの糖度控えめな塩梅がいいんですよ(*‘ω‘ *)

だいたい相手役が急に真剣な面持ちになり、「こ、この雰囲気は・・・///」と主人公がドギマギしていると相手役がオトボケをして主人公がずっこける、というパターンなんですけど笑

スレイヤーズ』ではそのオトボケ役がだいたいガウリイでリナはずっこけたのちにスリッパで叩く役回りでしたが、『日帰り』ではその役回りがエリだったりクルーガーだったりします。

途中からクルーガー→エリなんですけど、エリもエリでクルーガーから「また来いよ(塩と香辛料持ってな)」と言われてドギマギしたり(そして括弧書きで書かれた理由でずっこけたり)、訳あって元ファインネル王国のギオラムの街に連れ去られた二人が一度離れ離れになったのちに再開した時はエリからクルーガーに抱きついたり(挿絵あり)、本人としては無意識でしょうがエリ→クルーガーも描かれています。
他にも4巻でクルーガーがエリにとある想いを打ち明けるために二人で街に出ないかと誘うも、対するエリはピクニック気分でレックスや〇〇〇〇〇(2,3巻読めば分かるんだぜ)を誘ってクルーガー不機嫌顔(挿絵あり)なのはウケた( ´艸`)

4巻終盤のネタバレ含む↓↓↓





人間との和平を結ぶ直前に4巻終盤の事件により、最終的に竜人(ギオラム)たちは人間たちを和平を結ぶことなくファインネルを離れ、何処かへと飛び去って行きました。

「人間と竜人(ギオラム)の和解の可能性」が何度も作中で議論が交わされていただけに、また終盤の事件がなければ和平を結べていた可能性も高かったので、ファインネル王国は取り戻せたものの人間と竜人(ギオラム)はまた分断された関係に戻ってしまった、という最後がほろ苦いですね。

2巻で登場した女性竜人(ギオラム)・ラウディーは「人間を知る」という研究上奴隷売買人のギオラムに競りにかけられたエリを買ったり幻想の術で人間に偽装してエリたちと再会したり、最も人間に近い位置にいた竜人(ギオラム)もいました。

そしてなによりファインネル王国での結界の起動実験の責任者であり、争いを好まず人間との和平にも乗り気だった白銀王(ライラ・ギオラム)ゾムドが、4巻終盤の事件で死亡したことが「人間と竜人(ギオラム)の和平への道」が一旦閉ざされる決定打になりました。

ラウディーも最後自分たちの国に帰る間に名残惜しそうにエリたちのいる街の方を眺めてはまた飛び去っていきました。

エリとラウディーはこれで今生の別れとなってしまうのでしょうか。

しかし和平会議でラウディーの正体はクルーガーたちにもバレテーラだと思うので、「記憶喪失の人間(を装ってるラウディー)が冬の間だけ忽然と消えて※春になったらまた現れるのは不自然すぎるのでもう来ない」みたいな事を言ってましたけど、もう正体バレてるならたまに遊びに来たっていんじゃね??と思ったりもします笑

※冬の寒さは竜人(ギオラム)には過酷なのである

彼らの国が物理的に遠すぎて往復がとんでもなくかかるなら別でしょうけど(・ω・;)

終わりに

以上で『日帰りクエスト』シリーズの感想でした!
全4巻とすらっと読める量なのと、Kindle unlimited読み放題対象作品、『スレイヤーズ』のリナが好きな方なら違和感なく読めると思うのでおすすめです。
現在Kindle unlimited 2ヶ月99円キャンペーンで普段1ヶ月980円と割高なのでこの機会に是非とも!

Kindle Unlimited 2か月間99円キャンペーン中!


【追記】
奇しくも、この記事をアップした当日が著者・神坂一さんのお誕生日となりました!おめでとうございます。